4年間の県議の任期を終えて

 2011年4月29日をもって4年間の県議の任期が終わりました。
その前日には「「食の安全」の確保と「風評被害」を防ぐために、放射能測定体制の抜本的な強化を」求める要望書、「夏期の電力需給対策について」への意見書を県知事に提出しました。
この4年間最後まで議員活動をまっとうできたことに感謝しています。ありがとうございました。

しかし、東京電力福島原発の楽観できない状況を考える時、暗澹たる気持ちになります。
原発は被爆労働、「都市と農村」などの差別的なものを内包していると指摘されます。
これ以上の「原発震災」を未然に防止するにはどうすれば良いのか?
石橋克彦氏が指摘する通り、根本的には、原子力産業を肥大化させ地方経済を荒廃させている愚かな政治・経済・社会構造を正すしかないと思います。
私たちの世代が向き合わなければならない課題です。

一市民活動家・研究者がたまたま4年間県議会議員を経験した感想として、自民党の専制支配下にあり、社会経験に乏しく専門性や市民性を欠いた議員で占められる県議会にはこうした社会構造を正すことなどはまったく期待できません。
正直に告白しますが、私は本会議場に座っている時ほど、「人生の喪失感」をおぼえたことはありません。
薄っぺらな中身を隠すための「権威づけ」と排他的な「壮大な儀式」の場という言葉がピッタリです。
私は、県議会が本来の役割を果たすための「10の改革」を提言しました。

地方自治は直接民主制を基本とします。
最終の決定権は議会ではなく地域住民にあります。
議会を変えるのも地域住民つまり市民です。
そのためにはもっと多くの市民が人権感覚(注1)と自我に目覚めることが不可欠だと思います。

「これからどうするの?」とよく聞かれます。
私は、オルターナティブな生き方で、社会の根っこからの変革と連帯の環を広げたい(注2)と考えています。
ともに「変革と連帯の環」を大きく育んでいきましょう!

 2011年4月30日                      川本幸立

(注1)「人権の感覚とは、自分や自分の家族が人権じゅうりん的な扱いを受けて憤激することではない、自分とは何のかかわりもない、あかの他人がそういう扱いを受けたことについて、本能的に、いわば肉体的に憤激を覚えることである」(憲法学者・故宮沢俊義さんの言葉)憲法集会「14条と私」(2011.4.28、主催:新しい時代をつくる市民の会)での崔善愛(チェソンエ)さんの資料から

(注2)「不正義に異議を申立てることと同時に自分を見つめ、自分を含めて社会の根っこからの変革と連帯の環が広がることを願っています」前掲集会での中山武敏弁護士(東京大空襲訴訟・重慶大爆撃訴訟・狭山事件)の資料

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  川本さんの議会マネージャーを務めてきました私が、引き続き川本さんの活動、県政関係などを中心に私の目線で紹介させていただきます。
  
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最終更新日
01月29日